子どもが片付けをしない、という悩みを持つ親御さんは多いのではないでしょうか?
おもちゃや本、洋服が散らかったまま…「何度言っても片付けてくれない!」とイライラしてしまうこともありますよね。しかし、叱るだけでは効果が薄いことも。
今回は、子どもが片付けをしない時に試してみたい対処法をいくつかご紹介します。
もくじ
1. 片付けの「ルール」を明確にする
子どもにとって「片付ける」という行為は、大人が思うほど簡単ではありません。どこに何を置けばいいのか、何をどうすれば「片付けた」と言えるのかが曖昧だと、子どもは混乱してしまいます。
解決策
①収納場所を決める
おもちゃや本など、それぞれのアイテム専用の収納場所を決め、ラベルや写真を貼ってわかりやすくする。
②具体的な指示を出す
「これをあそこに置いてね」といった具体的な指示を心がける。
③ルールを一緒に作る
子どもと一緒に片付けのルールを考えることで、自分ごととして捉えやすくなります。

2. 遊び感覚で楽しく片付ける
子どもは楽しいことには積極的に取り組む傾向があります。片付けもゲーム感覚で行うことで、自然と習慣化しやすくなります。
解決策
①タイマーを使う
タイマーをセットし「3分以内にこれを片付けられるかな?」と競争形式にする。
②歌や音楽を活用
片付けの時間にお気に入りの歌を流して「この曲が終わるまでに片付けよう!」と提案する。
③ご褒美システム
片付けができたらシールやポイントを貯めて、小さなご褒美をあげる仕組みを作る。

3. 親が手本を見せる
子供は親の行動をよく観察しています。親自身が散らかしたままだと、子どもも「片付けなくてもいいんだ」と感じてしまうことがあります。
解決策
①一緒に片付ける
最初は親子で一緒に片付けをすることで、「どうやって片付ければいいか」を教える。
②見せて学ばせる
自分が使ったものを元の場所に戻す姿を見せ「こうするんだよ」と自然に伝える。

4. 片付けやすい環境を整える
収納が難しい環境では、子どもが片付けたくてもできない場合があります。特に小さい子どもには、手軽で簡単な収納方法が必要です。
解決策
①低い棚やボックスを用意する
子供の身長に合った収納スペースを作る。
②種類別に収納する
おもちゃや文房具を種類ごとに分けて収納し、「どこに何があるか」がすぐわかるようにする。
③物の量を減らす
ものが多すぎると片付けが大変になります。定期的に不要なものを整理しましょう。

5. 無理強いしない
子どもにもその日の気分や疲れ具合があります。無理矢理片付けさせようとすると反発心が生まれ、逆効果になることも。
解決策
①タイミングを見計らう
疲れている時や機嫌が悪い時は無理に促さず、落ち着いたタイミングで声をかける。
②少しずつ取り組む
「全部片付けなさい」ではなく、「このおもちゃだけ片付けよう」と小さなステップから始める。

6. 褒めてモチベーションアップ!
子どもは褒められることで自信を持ち、「また頑張ろう!」という気持ちになります。小さな成功でもしっかり認めてあげましょう。
解決策
①具体的に褒める
「きれいにおもちゃ箱に入れられたね!」など、具体的な行動を褒める。
②努力を評価する「全部は終わらなかったけど、一生懸命やったね!」と過程も大切にする。

最後に
子どもが片付けをしないのは、必ずしも「怠けている」わけではありません。まだスキルや習慣が身についていないだけの場合が多いのです。焦らず、叱らず、楽しく取り組むことが大切です。親子で一緒に少しずつ進めていけば、きっといつの日か自分から進んで片付ける姿を見ることができるでしょう。
あなたのお子さんにも合った方法で、ぜひ試してみてくださいね!