メンタルケア

親子の関係を穏やかにする「一呼吸」とは?

親子の絆を取り戻すコミュニケーションの専門家絹井淳子

「子どもがゲームやYouTubeを約束どおりにやめてくれない…」

そんなお悩み、ありませんか?

わが家の小学生の子どもたちも、例にもれずゲーム「YouTubeが大好き」です。

ルールは ゲーム1日1時間、YouTubeは「1時間見たら1時間以上は目を休める」。

もちろん毎日きっちり守れるわけではありませんが、全体としては上手にコントロールできています。

宿題にも主体的に取り組むし、「全く言うことを聞かない」「手がつけられない」という場面もそこまで多くはありません。
(とはいえ、子育てに“絶対”はないので、この先どうなるかは神のみぞ知る…ですが。)

そんなわが家で、ずっと大事にしてきたものがあります。

それが 子どもに向き合うときの “一呼吸” です。

「一呼吸」を置くと、何が変わるのか?

子どもがYouTubeの時間をオーバーしている。

ゲームをやめずに無言で続けている。

そんな場面に出くわしたら…

つい反射的に言いたくなりますよね。

「ほら時間!」

「もうやめなさい!」

そこで すぐにぐっと叱るのをこらえて、一呼吸してみてください。そして 観察する。

「今どこまで進めてるんだろう?」

「キリのいいところが近いのかな?」

「どんな気持ちで夢中になってるんだろう?」

じっと見ると、意外なことに気づくのです。

「あ、あと1分でクリアできそう」

「ちょうど動画のラストだな」

そんなとき、私は静かに声をかけます。

「そろそろ時間だけど、今終われそう?」

すると、
多くの場合、子どもは気持ちよくやめてくれます。

あれこれ長く言わなくても、一呼吸+観察 だけで、驚くほどスムーズに流れるんです。

小さい子ほど効果大!「一呼吸」の魔法

子どもが小さいと、さらに“反射的に注意”したくなることが増えます。

  • ティッシュを全部出して遊んでる
  • 棚のものを全部床に落としてる
  • 部屋が爆発したみたいに散らかってる

つい言いたくなりますよね。

「だめー!」

「ちょっと何してるの!」

「片付けなさーい!」

でもここでも、同じく 一呼吸+観察。

「何が楽しいんだろう?」

「どうして散らかったんだろう?」

「この子なりに何かストーリーがあるのかも?」

そうやって見てみると、

子どもなりの“意図”や“思いがちゃんとあることに気づきます。

その思いをまず受け止めた上で、

「こうしてくれると助かるよ」

「終わったら一緒に片づけようか」

と伝えると、不思議なほど通りやすくなります。

(もちろん100%ではありません。でも体感では確実に違います。)

まとめ

まずは一度、騙されたと思ってやってみてほしい

子どもに反応したくなる瞬間こそ、深呼吸のチャンスです。

反応する前に、一呼吸「フーッ」

そのあと、観察。

それから、声をかける。

たったこれだけですが、

親子の関係の“風通し”が驚くほどよくなります。

子どもも責められた感がなくなるので、「聞く耳」を持ちやすくなるんですよね。


ぜひ、明日からor 今日から!試してみてください。

きっと、子どもとのやりとりが少しだけやさしく、少しだけ穏やかになるはずです。

もしうまくいかなくても、まずは試した自分をしっかり認めましょう。

自分をしっかり見て、日々の頑張りを認めてあげることも、穏やかな親子関係への近道です。

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